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  • 執筆者の写真Boo de 風

『ホワイトマジック』における真実と限定。


前回は、久しぶりに『秘教治療』からの引用をベースに「恐れ」について書いてまいりました。


病気の根本原因について書かれている第一部の第一章。

「病気の心理的な原因」において、心理的な原因として四つの項目が挙げられていました。

1 情緒感情性質から起こるもの

2 エーテル体に起因するもの

3 間違った思考に基づくもの

4 弟子たちに特有の病苦と心理的な障害


前回は、上記の1にふれつつ、「恐れ」について書いてまいりましたが、今日も同じく1情緒性欲求質に起因する原因より引用。



アリス・ベイリー著『秘教治療 上』第一章 病気の心理的な原因、53~54頁より。


 『ホワイトマジック』において私は、アストラル体の性質と統御に関する情報を初めて世界に提供した。この本は実際、このテーマに関して初めて一般の人々に提供された本であった。肉体とその管理に関してはこれまでに現世的な科学と秘教的な科学によって多くのことが提供されてきた。その多くが真実であるが、イリュージョンであるものも中にはある。それがイリュージョンであるのは、間違った前提に基づいているからである。現代の秘教徒はエーテル体という主題について論じてきた。これもまた、ある部分は間違いであった。それでも、現世的なものよりもオカルト的な観点から述べられているもののほうが全体的には真実である。『ホワイトマジック』もまた、その範囲では真実であるが、必然的に限定されており、この限定ゆえに、それもまた部分的には不正確である。あなた方は驚くであろうか。あなた方の理解力の限界を考慮するならば、それがどうして完全な真理になりうるであろうか。このことを覚えておきなさい。私にはあなた方に真理を伝えることはできない。なぜなら、そのための用語もなければ、あなた方には知識の十分な基礎もないからである。これが私の仕事を困難にしている。治療に関するこの教えはまた、私がこれまでに行ったもののうち最も困難なものである。それには二つの理由がある。・・・・・



2020年新緑の季節に芽吹いた「『ホワイトマジック』をグリーフの視点から読む会」。

グリーフという想念形態がいったいどういうもので、その想念形態に足を取られることのないよう生きるためには、何にフォーカスすればよいのか。

ここ着目をし、毎月開催してまいりました。


生きる上での指標。

死に向かっていくふるまい。

死に際の在りよう。

この一つの指標として選び取ったのが『ホワイトマジック』だったのです。

しかし、この論文には真実もあるが、限定もある。

なぜなら、根底に横たわる私たちの理解力に限界があるから。

これは、残念ながら『ホワイトマジック』を読み込んだだけでは、到底つかみきれません。

が、これこそが相互補完性をもちつつ、各々にテーマを担って執筆された秘教文献の醍醐味でもありましょう。


書かれる内容に完全な真理を求める前に、自分自身の立ち位置を見直すということを今日の引用から学びました。

みなさんは、どのように受けとめましたか?


さぁ、今日も空を見上げてまいりましょう!

★今日は、久しぶりに最下段に自由意志の下のひとり言があります!


ここから、自由意志の下のひとり言。

ワクチンパスポートのいらないお店を紹介してくれるアプリのご紹介。

是非、ご活用ください!



みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!


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