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  • 執筆者の写真Boo de 風

2022年ウエサク祭(2)


ウエサク祭は「春の3大祭」のひとつで、4月に開催されるイースターの祭(復活祭)に続くお祭です。

(復活祭の記事はこちらです。→2022年復活祭


昨日に引き続き、この「春の3大祭」がもつ秘教的な意味合いを、アリス・ベイリーの著作から引用してまいります。


アリス・ベイリー著『人類の問題』、170~172頁より。


・・・・・現在、キリスト教には大きな祭があり、仏教徒も独自の一連の霊的イベントを開催している。ヒンズー教にもまたそれとは違う祝日があり、イスラム教徒も同様である。将来の世界において、至るところのすべての信者が同じ祝日を定め、同じ祭を祝って集うようになることは無理なのであろうか。そうすることで、霊的な力は蓄積され、合同での霊的な努力が行われ、霊的な祈願が同時に行われるようになるであろう。それが有効であることは確かに明白である。

 このような霊的な出来事が起こる可能性を示し、将来に行われる世界的な祭の性質について予言しようと思う。すべての人々が自然かつ容易に、合同で、彼らすべてを親密に関係づけるためにアプローチを一致させて、一緒に開催できるこのような祭が一年に三度ある。これら三つの祭は、連続する三つの月に集中しており、そのため、一年間を通して影響を与えるべき年一回の長期にわたる霊的な努力へと導く。これらは、東洋と西洋の信仰者の霊的な

絆をより親密に結束させるのに役立つであろう。これらは、神の意志が知られる場所、神の愛が完全に表現される霊的ハイラーキー、神の大計画をすべての人々への愛と善をもって知的に成就することを役割とする人類を通して、神を顕現へと表現する。


1.イースターの祭〔復活祭〕。これは、蘇った生きているキリスト、霊的ハイラーキーの長、神の王国の創始者、神の愛の表現の祭である。この日、彼が指導し方向づける霊的ハイラーキーは一般に認知され、霊的ハイラーキーと人間との関係が強調され、神の愛の性質が感知されるであろう。至るところの人々が復活と霊的な活発さを生み出す力のあるその愛に呼びかけるであろう。この祭は常に、春の最初の満月の日と決められている。人々の目と思考は、死ではなく、生命に定めれるであろう。聖金曜日はもはや教会生活での一つの要素ではなくなり、イースターが西洋の大きな祭になるであろう。


2.ウエサク祭つまりヴァイサクハの祭。これは、仏陀、つまり神の意志明らかなる中心と霊的ハイラーキーの間の偉大な霊的媒介者の祭である。仏陀は神の意志の表現、光の体現者、神の目的の指示者である。至るところの人々が知恵と理解を、そして至るところの人々のマインドへの光の流入を喚起するであろう。この祭は牡牛座の満月と決められている。これは東洋の大きな祭であるが、すでに西洋でもよく知られており、大勢のキリスト教徒が今日、この仏陀の祭を祝っている。



今日の引用はここまで。

三つめの人類の祭については、6月に記事にしたいと思います。

引用の中で、次の内容が個人的に心に響きました。


将来の世界において、至るところのすべての信者が同じ祝日を定め、同じ祭を祝って集うようになることは無理なのであろうか。そうすることで、霊的な力は蓄積され、合同での霊的な努力が行われ、霊的な祈願が同時に行われるようになるであろう。


実際、キリスト教会においては、エキュメニズムという教会一致促進運動の流れがあります。

2016年にカトリックのフランシスコ教皇とルーテル世界連盟のムニブ・ユナン議長が共同で司式を行い、宗教改革500年を記念する礼拝が行われたそうです。

この礼拝は、ひとつのモデルとして、2017年に世界中のカトリック教会とルーテル教会が宗教改革500年を共同で記念しておこなう礼拝をうながすものとなったということですが、これが、文字通りそのまま受け取って良いことであるならば、

ここに一筋の光が射したように思います。

そしてまた、分離、分裂して久しい東西教会にもこの光が射さんことを祈ります。

(参考文献 片山はるひ・髙山貞美編著『和解と交わりをめざして 宗教改革500年を記念して』日本キリスト教団出版局)


★2022年の「春の3大祭り」は次のスケジュールです。

イースターの祭(復活祭) 牡羊座の満月:4月17日(日)

ウエサク祭        牡牛座の満月:5月16日(月)

人類の祭         双子座の満月:6月14日(火)   



祭の当日(ウエサク祭は本日)21:30より「『ホワイトマジック』をグリーフの視点から読む会」のメンバーで大祈願を唱和致します。

ご関心のある方は、是非ご一緒に!


今日も空を見上げてまいりましょう!



みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!



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