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  • 執筆者の写真Boo de 風

現在直面している要求と機会。


「教会の問題」シリーズ7回目。

このシリーズをスタートしたのは昨年の暮のこと。

その時の記事をちょっと振り返ってみましょう。→ドグマ


「教会の問題」は、考察する上でテーマが5つにしぼられており、現在はその2つ目のテーマ「教会の機会」に着目しております。

では、まいります!


アリス・ベイリー著『人類の問題』第五章 教会の問題、144~145頁より。

 ・・・・・教会内には今日、新しい霊的理想、機会の危急性、変化の必要性に感応している人々が存在する。しかし、これを行う機会は反動的な考え方をする人々によってコントロールされている。世界中でいま進行している教会の再組織に向けての動きは依然として、教会幹部、教会会議、枢機卿会議の手に握られている。今日国際的に立てられつつある諸計画は、権威が依然として間違った人々に与えられていることを示すものである。

 神学の教えと教会統治に対する態度の根本的な変化が教会内で大規模に起こっている兆候は見られない。また、東洋の大宗教が、新しいより良い世界を作る上で積極的な指導性を発揮している兆候も見られない。そして、人類は依然として待っている。人間は何にもまして、神が存在し、神の大計画―が存在することの確信を得ることを望んでいる。人々は、キリストが生きていること、―すべての人々が待ち望んでいる―来るべき方がやってくるであろうこと、そしてその方がキリスト教徒や仏教徒やイスラム教徒ではなく、至る所すべての人々のものであるということの確信を望んでいる。人々は、偉大な霊的啓示が与えられる予定があり、それを阻止することができないこと、そして彼らの前途には物質的な将来だけではなく、霊的な将来もあるということの確信を望んでいる。この要求とこの機会に教会は直面している。

 世界中に見られるこの複雑で困難な関係の解決策はどのようなものであろうか。それは真理の新しい提示である。なぜなら、神は伝統固執主義者ではないからである。それは神性への新しいアプローチである。なぜなら、神は近づきやすい存在であり、今日どのような外的媒介も必要ではないからである。それは古代の霊的な教えの新しい解釈法である。なぜなら、人間は進化を遂げたため、幼児期の人類に適してものは今日の成熟した人類には適さなくなっているからである。これらは緊急に変化を要するものである。



今日も長く引いてみました。

いかがでしょうか?

第二次世界大戦終戦直後に世に送り出された『人類の問題』から「教会の問題」にフォーカスして書き綴っておりますこのシリーズ。

私自身は、コロナ禍に突入して2年を経た今、より一層、今日の内容を身近な問題に感じます。

最も響いたのはこちらです。


世界中に見られるこの複雑で困難な関係の解決策はどのようなものであろうか。

それは真理の新しい提示である。


みなさんはいかがでしょうか?



今日は大輪の牡丹を。


みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!



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