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  • 執筆者の写真Boo de 風

人間王国が下位王国にもたらす影響。

更新日:2021年11月21日

今日は王国のお話。

秘教における王国の概念は、次の構成で成り立っています。


第一王国・・・鉱物王国

第二王国・・・植物王国

第三王国・・・動物王国

第四王国・・・人間王国

第五王国・・・超人間王国


この構造を念頭におき、人間王国が下位王国にもたらす影響についてホワイトマジックから引用してまいります。

ではまいります!


アリス・ベイリー著『ホワイトマジック 上』、128~130頁より。


人類のイルミネーションが増大し、その光がより強度を増すにつれて、下位王国への影響は、人間王国の反映である個人の魂が物質界に転生している人間に与える影響と似たようなものになる。原因になるフォースであることが似ているのであって、与える影響に対応関係があると言っているのではない。この違いに注意しなさい。人間は低位王国の意識状態との関連においては大宇宙であり、このことをブラヴァツキーは適切に指摘している。これら下位の、より物質的な状態に対する影響は主として次の四つである。


今日は、この四つの影響の一つめについて。


Ⅰ 鉱物、植物、動物などすべての形態内に魂として表現される霊的な様相を刺激する。これらすべての形態がもつエネルギーの陽の様相がより強力になり、例えば鉱物王国においてますます放射を生じさせる。地球生命の、最終的には太陽系の、寿命を定める過程がどのようなものかについてのヒントがここに隠されている。植物王国におけるその影響は美しさと多様さの増大と新しい種の進化として現れるであろう。この新しい種の進化には、まだイニシエートになっていない人々には説明できない目的がある。その結果の一つとして、低位デ―ヴァと天使たちの必要を賄う滋養物が作り出されるであろう。

 動物王国における影響は、苦痛と苦難の除去と、エデンの園という理想的な状態への回帰になるであろう。人が魂として機能するとき、彼は癒す。彼は刺激し、活力を与える。彼は宇宙の霊的なフォースを伝導する。そして、害を与えるあらゆる放射とあらゆる破壊的なフォースが人間王国において防壁に出会う。悪とその影響力は人類がその経路になるかどうかに依存している。人類の役割はフォースを伝導し、操作することである。これは初期の無理な段階では破壊的なものになり、有害な結果を引き起こす。後に魂の影響下で働くようになったとき、フォースは正しく、賢明に操作され、善が生み出される。「すべての創造物は、神の子らの顕現を待ちつつ、今まで産みの苦しみを味わってきた」というのはまさに真実である。


以上、今日の引用は、「人間王国における下位王国への奉仕について」と言い換えることもできると思います。

翻って現在。

人間は、動物たちの苦痛と苦難の除去に尽力しているでしょうか?

動物たちを癒し、彼らに善い意味での刺激、活力を与えているでしょうか?

コロナ禍に突入するや、自宅で過ごす時間が増え、ペットの需要が右肩上がりだったとか。

しかし、思っていたように共生することができず、多くの命が遺棄されているのも現実。

そんな中、動物との関わりにおいて大きな一歩といえるニュースがありました。

フランスで、ペットショップでの犬猫販売禁止についての法案が可決し、2024年1月以降、お店での犬猫の販売が禁止、2028年からは移動式サーカスでの野生動物の利用も禁止されるそうです。




なんとも嬉しいニュースです。

これが大きなムーブメントとなり、うさぎさん達、ハムスターやリスなどの齧歯類、そして他の動物さんたちにも広がっていきますように。

苛酷な環境下で繁殖が繰り返され、安直な方法で販売され、結果として多くの命が粗末に扱われる。

お店から動物さんをお迎えするのがよろしくないというのではなく、この現状が本来あるべき道からはずれていると私は思うのです。

だから、その悪循環を遮断する方法として、販売を禁止するというのは大歓迎。

動物にたいして奉仕をさせて頂く。

人間王国の一員として、このミッションを全うすることの重みをひしひしと感じます。


秘教文献の内容は、「そこに書かれている高位の次元の話」ではないのです。

自分の生活、自分の生き方に如何に落とし込んでいくか…ということがとても大切。

そんな思いで、「ホワイトマジックをグリーフの視点から読む会」を開催しているわけであります。


私はいったい、下位王国へどんな影響をもたらしているのだろうか?

みなさんはいかがですか?



今日の一枚は、第2王国のブロッコリーの中に見つけたひと粒のパール。



みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!

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