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カルマの法則を無視することは許されない。

更新日:2021年2月1日


昨年12月、アリス・ベイリーの『秘教治療』に記載されている「死」についての内容をシリーズ化致します!の宣言をしたものの、3回目の投稿がなかなかできないまま1月も半ばを過ぎ…。

が、本日も寄り道をして『魂の光』に焦点を当てて書いてまいります。



アリス・ベイリー著『魂の光』、325~327頁より。


 ラージャ・ヨガの科学全体は、マインドの性質と目的と機能についての理解に基づいている。この科学の基本法則は「エネルギーは思考に従う」という言葉に要約でき、それは次のような順序で活動すると言ってもよいであろう。

 思考者がそれ自身の界層で何らかの目的や欲求を体現する想念を形成する。マインドがこのアイディアに反応して振動し、同時にカーマ体(つまり欲求体、情緒体)の中にそれに対応した反応を生み出す。エネルー体つまりエーテル体の鞘もそれに共振し、脳がそれに反応して、濃密な肉体全体の神経系にエネルギーを与える。その結果として、思考者の衝動が物質界における活動として現れるのである。

 マインドと神経系の間には密接なつながりがある。

1マインド 2脳 3神経系

 ラージャ・ヨガを学ぶ人々は最初の段階でこの三重性をよく覚えておかなければならない。後には、二番目の三重性が彼の注目を引きつけるようになる。

1思考者 2マインド 3脳

 しかし、これは彼が行うべきことの表現面に関するものである。

 神経にエネルギーを与える方法を理解することを通して、思考者は自らの道具を転生中に活動へと活気づけることができ、同様にトランス状態やサマーディや死をもたらすこともできる。アデプトはこの同じ基本知識を用いて、キリストがパレスチナで行ったように、死体を蘇らせることができる。また、キリストが弟子イエスの肉体を占有したように、奉仕のために弟子の肉体を占有することもできる。この知識とその活用は偉大なるカルマの法則つまり原因結果の法則の支配下にあり、キリスト自身でさえ、束縛を生み出す原因が十分に「弱まっている」場合でない限り、その法則を無視することは許されない。



今日も、長い引用となりました。

合一の達成とその結果について記されている「第三の書」スートラ38をまるまる引用したのですが、なぜこの部分を選んだのか?

それは、個人的にポイントと思う内容がぎゅぎゅっと羅列されているからなのです。

では、引用の冒頭からポイントを分解してみます。


1.このブログで度々引用しておりますように、ラージャ・ヨガは科学であるということ。


2.その科学(ラージャ・ヨガ)全体はマインドの性質と目的と機能についての理解に基づいているということ。


3.その科学(ラージャ・ヨガ)の基本法則は「エネルギーは思考に従う」という言葉に要約できるということ。


4.3.の基本法則の活動内容が順序立てて説明されていること。

「エネルギーは思考に従う」という言葉。頻繁に見聞きするのですが、それがなぜなのか?ということについての詳らか(つまびらか)な説明に遭遇したことがありませんでした。


5.4.の活動内容の説明において触れられている、神経にエネルギーを与える方法の理解を通して思考者は、

①自らの道具を転生中に活動へと活気づけることがでる。

②トランス状態やサマーディや死をもたらすこともできる。


アデプトはこの同じ基本知識を用いて、

①キリストがパレスチナで行ったように、死体を蘇らせることができる。

②キリストが弟子イエスの肉体を占有したように、奉仕のために弟子の肉体を占有することもできる。


6.4.の知識とその活用は、偉大なるカルマの法則つまり原因結果の法則の支配下にあるということ。


7.キリスト自身でさえ、束縛を生み出す原因が十分に「弱まっている」場合でない限り、カルマの法則つまり原因結果の法則を無視することは許されないということ。


以上、私がここはポイント!と思った箇所は7箇所、それは全文ということになります。

このスートラが書かれた真の目的からは逸脱してしまいますが、特に、この最後の7.の部分は心に刻まれました。


今後、更に『魂の光』の内容についての記事を一本あるいは数本書いて、その後に『秘教治療』に記載されている「死」についての内容をシリーズに戻る予定です。



さぁ、今日も上を見上げてまいりましょう!



みなさん、素敵な一日をお過ごし下さい!



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