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  • 執筆者の写真Boo de 風

ふと気づくと3年目。


ここで度々、いやかなりの頻度で登場致します「『ホワイトマジック』をグリーフの視点から読む会」が、今月3年目を迎えました。


途中で脱退された方、また、新たに加わって下さった方、それぞれの自由意志のもとに開催し続け、その積み重ねで迎えた3年目。

なんとも感慨深いではありませんか。


皆、おそらくスタート時には想像しないところまで歩んできたなぁ、というのが私の率直な感想です。

今更ながらではありますが、この会にご参加下さっていらっしゃるみなさん、全員が専門性のある業(なりわい)について、社会の第一線でご活躍中です。

プライベートな部分で、そして自身が身を置く専門職の場で、共に学んできたことを存分に活かしていらっしゃいます。

何よりもそのことに、この会を設立し、継続してきた甲斐を感じざるを得ません。


先日の第1期の週末組の会にて、ご参加の方々に今までの振り返りと、今後の展望についてシェアして頂きました。

いくつもある中で、特に心に留まった振り返りをここでご紹介させて頂きます。


・自分の行動を自分で問いかけるようになった。

・社会の在りようを、俯瞰できるようになった。

・仕事への向き合い方が変わった。

・コロナ禍での生活と、この会が同時にスタートしたことに大きな意味を感じる。

・この会に参加していなかったら、社会の混沌に自分も巻き込まれていたと思う。そして、コロナ禍の混乱の中で、こんな時だからこそ自分の専門性を活かそう!と躍起になっていたかもしれない。


私自身がこの会の設立にむけて準備を始めたのは2019年の秋のことで、まさかコロナと共にこの会をスタートすることになろうとは思っていませんでした。

が、しかし、時間と空間が交差するまさにその時が、2020年の新緑の季節であったということ。

ある意味、コロナ禍と並走している会であるがゆえに、『ホワイトマジック』のみに集中することもなく、「グリーフ」に固執することもなく、「秘教」をプラットフォームとし、時に社会の中での自分自身の振る舞いについてシェアをしたり、時に時間軸をはるか昔に戻して、今を生きる私たちへの影響に思いを馳せてみたり…。

あれやこれやと話題がジャンプしていく、そんな会であります。


ということで、3年目突入が『ホワイトマジック』邦訳の下巻突入と重なった次第です。

まさに亀さんの歩みです。

が、この会はうさぎさんの速さを望む会ではないので、それでよし。

毎回、何かしらを自分の生活に落とし込み、自分の人生を振り返り、忸怩たる思いに落ちこむ時もあれば、他の参加者の話に「あぁ、自分だけでなかった…」と安堵することもあり。

皆で共有してきた時の積み重ねは、なんとも愛おしいものです。


今年は第3期の開催は見合わせていますが、ご希望がありましたら、また来年の新緑の季節にお会いしましょう。



先日、久しぶりに立ち寄ったキャンパスの大銀杏。

この大木の新緑はなんとも鮮やかで、そして活力にあふれ、見上げる人間に元気と勇気を降り注いでくれます。


みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!



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