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『未完の自叙伝』…どういう理由で書かれた?

更新日:2023年6月29日


アリス・ベイリーの『未完の自叙伝』無料Zoom輪読会を開催するにあたり、アリス・ベイリー、そして『未完の自叙伝』について、少しずつ記事にしております。

アリス・ベイリーの魅力はどういったところにあるのか?

そういったことを、私目線でつらりつらりと書いてきました。


では、そのアリス・ベイリーの自叙伝は、いったい、どういった理由で書かれたのか?

今日は、その理由を3点記してまいります。



アリス・ベイリー著『未完の自叙伝』、13~15頁より。


 まず第一に、キリストの導きのもとで働いていつ知恵の大師方の存在です。私は、大師の仕事がどのようなものであるかをよりはっきりとさせたいと思います。私が個人的に知っている通りの姿で大師方を世に示したいのです。というのは、来るべき時代には、ますます多くの人たちが大師方の存在を証明するようになるからです。私は彼らのために地ならしをしたいと思います。・・・・・すべての人の人生には、その人にとって信じて疑うことのできないいくつかの要素があり、それらがその人が生きることを可能にします。・・・・・私にとって、大師方はそのような存在であり、このことを知ったことが私の人生を安定させる材料になったのです。


アリス・ベイリーは、人類にとって、比類なき大きな働きを世に示し(ご本人にしてみれば、本懐を遂げたわけではないかもしれませんが…)、1949年12月15日、ひとつの周期を終えて肉体を離れられました。

彼女の人生は実にダイナミックであったと思います。

想像を絶する不安定極まりない人生から、安定した人生へ。

この転換期に大師との接触があったわけです。

安定した…と言っても、道を求め、道を歩む方の安定とは、一般的なそれとは一線を画すものです。

どのような転換期を迎えたのか、とても厳しい安定期はどのようなものだったのか。

詳細は輪読会で一緒に読んでまいりましょう!



 私のしたい二番目のことは、今日の世界において人類に明らかに影響を及ぼし、人類の意識を向上させている傾向についていくつか述べることです。大師方の内的なグループから人類の思考の世界に入ってきており、新しい文明と文化へ道案内し、―永遠という視点から見れば、小さいことですが―親しまれてきた古い形態を破壊している新しいアイディアについても触れたいと思います。

 ・・・・・少数の独善的な人々を救済し、大多数の人を地に追いやる神を強調する過去の神学ほど、人間の霊にとって有害なものを思い浮かべることは私にはできません。そして、経済状況、これは数十年にわたる今の世界大戦(1914年~1945年)の主な原因になったものですが、これ以上に社会不安や階級闘争、憎しみ、そして退廃への道を開くのにおおきな役割を果たしたものは考えられません。

 幸いなことに、事態は好転しつつあります。私たちと仕事を分かち合ったグループは—人類への愛という同じインスピレーションに反応した他のたくさんのグループと共に—多くの必要な変化をもたらす上で、ささやかながらも一端を担うことになるでしょう。


80年ほど前に書かれたこの文章、今、この時点に置き換えて読むことができる内容ではないでしょうか。

現在、第3次世界大戦という情報戦の真っ只中です。

今を生きている私たちは、どこに向かっていけばよいのか?

アリス・ベイリーが記した内容を今にリンクさせ、一考してみませんか?



 私がしたいと思っている三番目のことは、人間の素晴らしさを示すことです。私は三つの大陸と多くの国で暮らした経験があります。私は大変な金持ちととても貧しい人たちを身近な親しい友人関係の中で見てきました。友人たちの中には世界で最高の地位にある人たちもおり、また最下層の人たちもいました。そして、あらゆる階級、国家、民族の中に、同じ人間性、指向の同じ美しさ、同じ自己犠牲、他の人々に対する同じ愛、同じ罪と弱さ、同じ誇りと利己心、同じ熱誠と霊的な目的、奉仕したいという同じ欲求があることに気づきました。もし私がこういったことをはっきりと力強く書き著すことができたなら、それだけでこの本の意義は十分なものになるでしょう。


以前の記事で、『未完の自叙伝』の読前、読後で、アリス・ベイリーの印象ががらりと変わった、というお話を致しました。

とてもシンプルな表現ですが、上記の最初と二つ目に理由は、読前に抱いていたイメージ、そして最後の理由は、読後に強く心に残ったイメージに合致しているように感じます。





アリス・ベイリーの光線構造は、2-1-1-2-3です。

左から、

(魂)-(パーソナリティー)ー(メンタル体) ー( アストラル体)ー(肉体)

意志と力の第1光線が2つ、愛と知恵の第2光線も2つ。

ダイナミックな人生を展開しつつ、あの時代に秘教を普及していく推進力は第1光線が、人間への愛、慈しみ、そして表現していく知恵は第2光線が、大きく作用したのでしょうか。

これは私自身の私見です。

是非、是非!輪読会にご参加いただき、みなさんのご感想をシェアしてください!!



『未完の自叙伝』無料Zoom輪読会、本日スタートです!

夜の部 3月9日木曜日 21:00~

昼の部 3月10日金曜日 14:00~

まだまだお申込みを受けてつけております!

輪読会の詳細、お申込みは、アクエリアスHPからご確認ください。




アリス・ベイリーの写真。

最も有名な1枚だそうです。


みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!


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