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  • 執筆者の写真Boo de 風

ボランティア活動を通して感じたあれやこれや。


今日は全国の神社で、一斉に大嘗祭二日前大お祓が執り行われる日。

少し前から体調が万全ではなかった私。

まるで、春眠ならぬ秋眠暁を覚えず…のような。眠くて眠くて。

一斉に祓われた後、何かパチンと変わるのかもしれませんね。

さて、久しぶりのブログ。

今日は、台風19号の災害ボランティアの活動を通して感じたあれやこれやについて

簡潔に書いてみたいと思います。

まずはハード面。

同じ通りに面しているのに、被害の大小があるのを感じました。

それは勾配の問題ではなく、構造の問題のようでした。

私は建築の専門家ではないので詳しいことはわかりませんが

実際に肌で感じたのでした。

次にソフト面。

何回目かの活動は、暗闇のもと、下水が湧き出る中での力作業でした。

ボランティア活動では自分の身は自分で守らないと…と本気で思った一日。

感染症罹患も無きにしも非ず。

自分の中に恐れを抱いた瞬間にもっていかれます。

マントラを唱えつつの土方仕事は、なかなかに忘れがたい経験でした。

もうひとつ。

半地下倉庫が浸水してしまい、その中にあるすべての荷物を外に出すという作業を行った日。

あまりの荷物の多さと、その荷物のバラエティーの多さに少々びっくり。

先代が物を捨てられない方でいらしたそうで、本当にありとあらゆる物が

そこにはありました。

ふと、思いました。

…災害の前にこれらが片付けられていたら、状況はまったく違っていた。

これは、どの家にでも起こりうることです。

わが身をふり返り、整理整頓の大切さを改めて感じました。

最後に。

これまた何回目かの活動の日の朝。

ボランティアセンターでの受付開始時間に遅れて到着したところ、

ドタドタっと、若者数人が受付にやってきて係りの方と話を始めました。

ひと段落つき、「ご依頼の場所に向かって下さい!」との指示が。

受付済みの待機人の中から男性と私が選ばれ、ドタドタっとやってきた若者の車で被災地へ向かいました。

その若者たちは、なんと!すでにひと仕事を終え、その報告にやってきていたのです。

で、その風貌でありますが。

なんと言いましょうか…

普段お話する機会がない、ストリート系の(少々)悪っぽい感じ、

といえば伝わりますでしょうか。

そのストリート系の車にすし詰め状態で便乗させて頂き、思ったこと。

だ、だ、大丈夫か、あたし…。

しかし、なんてことはない。

まぁ、仕事の早いこと。

そして被災者に対する配慮の素晴らしいこと。

休憩時間に耳にしたのは、

翌週には千曲川か阿武隈川の被災地のボランティアに行くらしいということ。

若者たちよ、ごめん。最初の印象、取り消し!

3.11の時は、ボランティアをさせて頂くのに現地に向かうのに時間もお金もかかったのですが

今回は、思い立ったらすぐに行くことができます。

だから何の迷いもなく活動させて頂いています。

活動中に、多くの出会いと多くの学びがありました。

陸前高田や関西の方から団体でボランティアに来て下さったということも

本当にありがたいことです。

痛みを経験したからこそのつながりです。

社会は動き、経済は回る。

しかし、実はまだまだ困っている人がいて、活性化できない場所があるのですね。

今日は、自身のボランティア活動を通して感じた生の声を記してみました。

みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!


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