Boo de 風の活動は、私自身の経験からスタートしております。
ですから、このブログには、
あえて自身のことを掲載することにしています。
今日も私のグリーフについて、少しばかり書いて参ります。
長男が旅立った後、四十九日を過ぎた頃だったでしょうか。
当時、私自身があちらとこちらをふらふらしておりました。
ある時、ふいに、私と彼の関係性から離れ
彼の魂の歩みにフォーカスしてみた折、
ハッキリと心に落ちたことがあります。
当たり前のことですが、繰り返してきた転生の中で
彼は「その人生の母」に産んでいただいているわけです。
「その人生の母」に育んでいただいているわけです。
「それぞれの母」が大切にしていた思いを
私はしっかりと引き継げただろうか。
全く足りなかったんじゃないだろうか。
このことに思い至りました。
そしてまた、こんなことも。
あぁ、次に生まれてくる時は、私ではなくて
新しいお母さんのもとに生まれ育つということなんだ…。
どんなに泣き叫んでも、どんなに哀しみに暮れようとも
変えることのできない事実なんだ…。
そうであるならば。
次に転生する時にもまた、
「その人生の母」に愛され、慈しまれますように。
どうか、どうか、大切にされますように。
今でも、壮大な宇宙システムのことなんて、全くわかりませんが、
当時は今以上に知識も知恵もありませんでした。
ですから転生していくのは彼だけれど彼ではないということを、
しっかりと理解していたわけではありません。
深い縁ですから、
長い長い転生の中で何度も出会っているのでしょうが、
それでも、私はあくまでも「今回の人生」の母であるということ。
ここに思い至った時に、カチッと。
私の中で確実に何かが変わった瞬間です。
これが私のグリーフの地平が広がった瞬間。
グリーフの地平の広がりが
グリーフの消滅につながることはないでしょう。
少なくとも私はそう思います。
けれど、その広がりはグリーフを昇華させていく方向に
私を向かわせてくれたことは間違いないのです。
これが私自身のパラダイムの大転換です。
関係性を越え、
時空を超えたつながりを信じて初めて踏み出せた一歩です。
みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい！