アリス・ベイリーの『未完の自叙伝』無料Zoom輪読会を開催するにあたり、アリス・ベイリー、そして『未完の自叙伝』について少しずつ記事にしていくシリーズ。
第4弾の今日は、前回に引き続き、『未完の自叙伝』読後のアリス・ベイリーの印象について、これ!と思ったエピソード、その感想をまじえてご紹介してまいります。
では、まいります!
アリス・ベイリーはその生涯において、特に大人になってから、想像を絶するハードワークをこなし続けられましたが、それを可能にした3つの理由が書かれています。
1.極めて短い睡眠しか必要としないこと。
2.少女時代に受けた極めて規則正しい躾によって、のんびりとはしていられない性質がそだった。こと。
3.知りたいことがとても多かったこと。
今日は、この3.の理由の記述をご紹介させていただきます。
アリス・ベイリー著『未完の自叙伝』、168頁より。
私には知りたいことがとても多かったので、時間を作らなければなりませんでした。だからといって、子供たちをおろそかにするようなことはありませんでした。ほったらかしにはしませんでしたが、そのためには、計画を練り、工夫し、訓練を重ねることが必要でした。私は本を目の前に置いて、アイロンをかけられるようになりました。今でも服を焦がすことなく読書とアイロンかけを同時にすることができます。本を読みながら、指を傷つけることなくジャガイモの皮を剥き、本を目の前に置いて、エンドウ豆をさやから出し、筋をとることができます。編み物や継ぎ当てをするときもいつも本を読んでいました。それができたのは、そうしたいという気持があったからで、知識欲が十分にあれば、大勢の女性も同じようなことができるようになります。問題は私たちの多くが十分に強い気持を持っていないことです。私は読むのがとても速く、他の人が一つの文章を読む間にいくつかの段落や数ページを読むことができます。この視覚的な能力を専門用語で何と言うのか忘れましたが、そうしている人は大勢おり、やってみれば、どんどんうまくなるはずです。
上記の引用は、『未完の自叙伝』の中で、私が最も心に響いた内容です。
日常生活のすべきことは、あれやこれやといくらでもあります。
でも、それをおろそかにすることなく自分のやりたいことを全うする。
そのために、計画を練って、工夫し、訓練を重ねる。
簡単なことではないですね。
しかし、アリス・ベイリーはやり遂げました。
彼女を突き動かしていたのは「そうしたいという気持」。
ちょっとやそっとの「そうしたいという気持」ではないでしょう。
この気持ちこそがアリス・ベイリーをアリス・ベイリーたらしめる源であった…と私は考えます。
3回シリーズで、私の個人的なアリス・ベイリーの印象について書いてまいりました。
アリス・ベイリーはひとりの女性、ひとりの人間であったが、
並外れた集中力
桁違いの忍耐力
超越した情熱
をもっていた。
現時点での個人的なまとめはこんな感じでしょうか。
これ以上のエピソードをご紹介してしまいますと、種明かしになってしまうので、アリス・ベイリーの印象についてのお話はここまでに致します。
前回と今回で具体的なエピソードを取り上げましたが、いかがでしたでしょうか。
アリス・ベイリーの人生の展開、気になりませんでしたか?
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夜の部は木曜日21:00~22:00 3月9日スタート。
昼の部は金曜日14:00~15:00 3月10日スタート。
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みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!
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