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  • 執筆者の写真Boo de 風

「グリーフ」って?

更新日:2023年1月26日


Boo de 風の活動の主軸はグリーフサポートです。

一般的に、グリーフサポートというと「死別」に伴う感情のサポートという印象があります。

しかし、グリーフって、「死別」だけが契機となるものでしょうか?

「深い悲しみ」

「悲嘆」

そんな言葉で表現されるのがグリーフです。

そのグリーフの根底にあるのが喪失感。


Boo de 風は、「死別」に関わらず、さまざまなグリーフを思い描きます。

病気で身体の一部を失った方は、失った大切な身体の一部を愛おしく思うでしょう。

愛する国を政治的事由により離れなければならなかったディアスポラ。

震災で住み慣れた故郷を後にせざるを得なかった人たち。

みなさんの、ご自身の国、故郷への声なき声は切なく響きわたることでしょう。

思い描いていた、来るべき未来への道筋がおぼつかなることもありましょう。

たとえば不登校。

学校に行くことができなくなる理由もおひとりおひとりそれぞれです。

そのどうしようもない思いを抱え、今までの延長線上に未来を描けなくなるのは子どもだけではありません。

親もそうなのです。

子どもにとっても、また親にとっても、「思い描いていた未来」の喪失感です。


また、「死別」の対象を「人間」に限定するサポート団体もありますが、種族を超えた動物さん達も、唯一無二の大切な大切な家族です。

彼らが虹の橋を渡れば、残された人間家族は途方に暮れてしまいます。


このように、グリーフはひとくくりにできません。

おひとりおひとり、ユニークなものなのですね。

そしてまた、グリーフを抱えるのは人間だけでないということを声高に申し上げたいのです。

アニマルコミュニケーション&ヒーリングを行っていることもあり、その延長線上のグリーフ、つまり動物さんたちを見送ることで深く心をえぐられるグリーフもあれば、動物さん自身のグリーフもあります。

保護動物であれば、安心安全な環境にいたるまで、数え切れない困難に遭遇したでしょう。

殺処分が決定したら、哀しいかな、自身の運命を悟るものなのです。

彼らが抱える悲嘆は、想像するに余りある。人間の言葉で表現できるものではないでしょう。

また、野生の動物たちは、共に生きる仲間の死に対し、独自の哀悼の意を表現することがあるのです。


もはや、グリーフとはこういうもの、と定義できないのがグリーフ。

そう思いませんか?



今日も空を見上げてまいりましょう!



みなさん、素敵な一日をお過ごし下さい!


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