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  • 執筆者の写真Boo de 風

Kからのギフト。

更新日:2021年12月28日

2020年の9月のある日のこと。

ご家族からのご依頼を頂き、「はじめまして」の挨拶を交わしました。

それは、とても気高く愛らしい、素敵なプリンセスでした。


その時すでに、獣医さんより病名を告げられていた彼女。

あれから1年3ヶ月。

有り難いことにご家族の深いご理解を頂き、その間、計7週間ものヒーリング&コミュニケーションをさせて頂きました。


「今日はどのヒーリングがいいかなぁ?」


「ん。いつもの、あのお気に入りのがいい。」


写真越しに交わす会話からその日のヒーリングが始まりました。

お外が大好きな彼女のお気に入りの場所は、我が家のベランダ。

日の当たる日は、プリンセス用に真っ赤な椅子を引っぱり出してきて…。

夏場は大きなキュウリの葉っぱに影を作ってもらい、秋には心地良い風に吹かれながら…。

ふたりだけの時間を大切に過ごさせて頂きました。


「Kはね、今、こんな感じ。」

「Kね、昨日とってもだるくて眠かったの。」

「Kは思うの。あきらめっていうのではなくて、最善っていうのがあるって。」

「Kのお父さんが作ってくれるご飯はミラクルよ。」

「あのね、Kがこうしてお話すること、お母さんがとても喜んでいるのよ。」


数え切れないくらいの会話を繰り広げ、数え切れないくらいのギフトを頂きました。

遠隔ヒーリングをさせて頂く上で、アプローチするのは肉体ではなく、その本質であると感じています。

Kのその本質は誇り高く、愛にあふれ、いつも家族を想っていました。


そのKは、つい先日、肉体という鎧を脱ぎ捨てました。

その前日にヒーリングのご依頼があり、彼女が先に向かうプロセスに身を置くご縁を頂きました。


Kが旅立ったその日、たまたまSNSで目に留まった言葉にハッとしました。

どちらかの書家の言葉だそうです。


人が自分のために使ってくれた時間は、

その人の命であることを

忘れてはいけない。



Kと私の時間は、私がヒーリングをさせて頂いた時間であるだけではなく、

Kが私のために使ってくれた時間。

それはKの命であった。

Kからのギフトであった。

私はこれを忘れてはいけない。

そう感じ入りました。



今後は動物王国において、今生のご家族から注がれた大いなる愛に基づいた様々な経験を活かし、同種の向上に貢献されることを、心よりお祈り申し上げます。

愛をこめて。



新緑の頃に書いた記事にアップした写真は、Kらしい、本当に素敵な写真です。

撮影したご家族の愛が詰まっています。



みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!



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