今年のウエサク祭は明日、16日です。
ウエサク祭は「春の3大祭」のひとつで、4月に開催されるイースターの祭(復活祭)に続くお祭です。
(復活祭の記事はこちらです。→2022年復活祭)
この「春の3大祭」がもつ秘教的な意味合いを、アリス・ベイリーの著作から引用して味わってみたいと思います。
かなり長いので、今日、明日の二回にわたって引用してまいります。
ではまいります!
アリス・ベイリー著『人類の問題』、169~170頁より。
まだ一般には認識されていないが、あらゆる宗教の教会祝典がその証拠になっている多くの形のエネルギーと多くの霊的な力が存在する。これらは祭の期間に解き放たれる。この主題を詳しく述べることはこの本ではできない。しかし、新しい世界宗教を生み出し、それを条件づけ、過去に提供されたすべての良きものと結合させ、将来において霊的に有効なものにし、今日においても神への人間のアプローチ ― 歴史上初めて世界的規模で組織され、意識的に行われるアプローチ — をゆっくりと条件づけるうようになるであろう思考の全体的な線を示すことならできる。これは、人間の絶望的な困窮と、人類がこれまでに経験し、今も経験している危機ゆえに、世界のあらゆる信仰の教会すべてにいる、ヴィジョンをもち包括的に思考する人々が教義の争いに終止符を打ち、本質的な宗教真理に同意し、一致団結して、儀式と式典を統一し、霊的なパワーの中心に一緒にアプローチするようになることを示している。
これは、人類が困窮するこの時期に、人類に対してあまりにも多くを期待し、あまりにも多くを要求しすぎているであろうか。現在の東西の世界的な大宗教の啓発された人々が一堂に会し、このような祈願的な催しを計画し、力を合わせて、少なくとも新しい世界宗教のっ種子を蒔くのに役立つ霊的なアプローチの方法を一緒に開始することは不可能であろうか。
さぁ、いかがでしょうか。
『人類の問題』は、第二次世界大戦終了前後に書かれました。
今日の引用に「人間の絶望的な困窮と、人類がこれまでに経験し、今も経験している危機ゆえに」という一文がありますが、80年近く経た「今」も危機を経験しています。
ある意味で最大の危機に直面しているのかもしれません。
その危機を危機たらしめる上で大きな役割を担ったのが宗教であったとしたら…。
大切なことは、各々が各々の立場からふさわしい風を吹かせること…かもしれません。
では、なにに対してふさわしいのでしょうか。
それは、「地上における正義と平和と分かち合い」に対する共通のベクトルに対して、ということではないでしょうか。
そのベクトルを携え、その上でそれぞれがそれぞれに。
本文中の
「力を合わせて、少なくとも新しい世界宗教のっ種子を蒔くのに役立つ霊的なアプローチの方法を一緒に開始すること」
というのは、こういうことなのではないだろうかと、つらりつらり思うわけです。
みなさんはどのようにお考えになりますか?
さぁ、今日も、空を見上げてまりましょう!
★2022年の「春の3大祭り」は次のスケジュールです。
イースターの祭(復活祭) 牡羊座の満月:4月17日(日)
ウエサク祭 牡牛座の満月:5月16日(月)
人類の祭 双子座の満月:6月14日(火)
今日も素敵な一日をお過ごし下さい!
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