Boo de 風
宇宙。
宇宙というと、何を想いますか?
私はぼーっと空を眺めているときに、その先のまたその先の彼方に
この思いが届くかなぁ…と、これまたぼーっと考えたりします。

時も場所も変わり、16世紀ヨーロッパ。
人間は小宇宙(ミクロコスモス)であり、
この小宇宙と大宇宙(マクロコスモス)との照応関係を想定することが
当時の知のあり方だったそうです。
モーリス・セーヴというリヨン派の詩人はその晩年に
大宇宙の生成から始めて、小宇宙である人間の歴史を検証するという
壮大な試みを『ミクロコスモス』という長編詩の中で行ったそうな。
時間の流れも、物の流通も、もっとゆるやかであった時代。
「宇宙と人間」という関係が、今よりももっと身近に
引き寄せられていたように思うのですね。
「マクロコスモス」と「ミクロコスモス」
「宇宙」と「人間」という関係のみならず
「私」と「私を生かし活かしてくれる細胞たち」の関係も然り。
遠いようで身近なお話。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい!