グリーフという言葉は「悲哀」「悲嘆」という意味合いで使われることがよくあります。
この二つの言葉を分解してみましょう。
「悲」・・・両方に使われています。
「哀」
「嘆」
いずれも、駆け出しそうな躍動感、はじけそうなワクワク感はかもし出していません。
では次に、これらの漢字を色で表現してみると、どんな感じでしょうか?
まずは寒色系の色を思いつくかもしれません。
それは、色のエネルギーと感情のエネルギーが引き合うのかもしれませんね。
さぁ、ここから発想の転換。
「悲しい」という言葉、その昔には「愛しい」と表現したとか。
「愛しい」と書いて「かなしい」と読む。
例えばです。
逝ってしまった愛おしい人、大切な人を想うと悲しみがあふれてくる。
心が締め付けられて、時間の流れさえもつかめなくなる。
それは、その方に対する「愛」があふれているからではないでしょうか。
「愛おしい(いとおしい)」ゆえに「愛しい(かなしい)」。
別れを経験した直後は「空」になってしまいます。
逝ってしまった方が占めていた、自分自身の「心の中の場所」、目に入ってくる「物理的な場所」が空っぽになってしまうからかもしれません。
楽しいことや嬉しいこと、あるいはまた怒り心頭ということや、ともに泣いたこと・・・etc.
それまでは、ありとあらゆる色に彩られていた日常が「空」になってしまう。
私自身も何度も経験しております。
今、この瞬間に経験している方もおられるでしょう。
この先、そんな経験に遭遇される方も、当然いらっしゃるはず。
しかし、ですね。
Boo de 風の活動をスタートして以来、ぶれることなく言い続けてきたこの言葉を思い出してみて下さい。
死は、肉体という重い鎧を脱ぎ捨てたにすぎず、大切な愛する人はより自由な形で存在iし続ける。
昨日、神尾学先生によるアリス・ベイリーの『秘教治療』講座の中で、大切な言葉を頂きましたのでご紹介させて頂きます。
「死」は解放である。
本当にそうですね。
彼らは、物質界の重い質料から解放されて自由になったわけです。
彼らには彼らの進むべき道があり、私たちには私たちの進むべき道がある。
その道は平行線をたどり、もう交わることがない…そう思うと、胸がしめつけらるかもしれません。
が、そんなことはない。そんなことはないのです。
泣いて泣いて泣きつくしたら、立ち上がってみましょう。
ほんの一歩、足を踏み出してみましょう。
「空」になってしまった場所に、ちょっとずつ、ちょっとずつ色をつけてみましょう。
ちょっとずつ、ちょっとずつを積み重ね、3年、5年と時を経た時に、どんな色が躍動しているでしょうか?
そうして7年が過ぎた時。なんか違う、塗り直そう!そう思うかもしれません。
いいじゃぁ、ありませんか。
思いっきり塗り直しましょう。
私たちがグリーフを抱えて生きている限り、グリーフも生きています。
グリーフは想念形態だからです。
私たちが志向する限り、私たちは成長します。
私たちが成長する限り、グリーフも成長します。
だから。
グリーフをグリーフのままにしておく必要はないのかもしれません。
グリーフはカラフル、色彩豊かなのです!
そして。
グリーフが想念形態であるならば、
帰霊の途につく際には、自分のグリーフの質料が誰かに付着することのなきよう、自分で始末をつけていこうと、私はそう思っています。

みなさん、今日も安心、安全に充実した一日を!
☆Boo de 風のグリーフサポートのセッション再開のお知らせ。
Zoomを使用して再開致しましたので、ウェブサイトのContactよりお問い合わせくださいませ。
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