今日は、まったくの独り言です。
が、最高に嬉しいできごとに遭遇したので、是非ともシェアさせて下さい!
たまにはこんな記事もあり、ということで。
コロナ禍(という人禍)の中のそんなに代わり映えのない日常ではありますが、持ち前の好奇心から、あれやこれやと(ちょっとした)新しいことにトライをしている1年です。
昨春に畑デビューをしたり、あるいは今まで興味はあったものの自分で作ってみようなんて思わなかったあれこれにちょこちょこと挑戦してみたり…。
そしてそして、現在進行形の初トライは「黒にんにく」。
美味しい黒にんにくは、まるでフルーツのようではありませんか!
体調が思わしくない師匠が食べたいなぁとおっしゃていたので、差し上げたくて。
ならば、自分で心をこめて作ってみよう!と。
まぁ、作ってくれるのは炊飯ジャーなのですがね。
初めてのことなので、あれこれ作り方の検索をしたら、調理用のガーゼが必要だそうな。
わが家には蒸し料理用のフキンは常備しているのですが、調理用ガーゼがない。
ということで、隣駅のデパートのキッチン用品売り場に行って、お尋ねしました。
対応して下さったのは、私より10歳くらい年長の女性でした。
ガーゼは置いていないということで立ち去ろうとしたところ、「何にお使いですか?」と。
「こうこうこういうものに使いたくて。初めてなものでよくわからないんです。」
そうしたところ、なんと!
「あぁ、私も家で作っていますよ。ガーゼがなくても大丈夫。こういうふうにすれば作れます。注意点はこれ!」
と、親切に教えてくださいました。
なんて嬉しい!なんて有り難い!渡りに船とはこういうことか!
世の中、捨てたもんじゃない!捨てたもんじゃぁ、ありません!!
私もこういう人になろう。
心からそう思いました。
その帰り道、ふと思い出したことが。
かれこれ40年ほど前のことです。
日曜日だったのか、春休み中だったのか、いずれにしても学校がお休みの日。
出先で突然思い立ち、公衆電話から家に電話をかけました。
「もしもしお母さん。(ここ、間髪入れず)ミートソースを作ろうと思うんだけど、ひき肉何グラム買えば良いの?」
「何人分作るの?(変な質問、とちょっと思う。)それだったら○○グラムでいいわよ。
でもね、私、あなたのお母さんじゃないわよ。」
どっひゃー!の、あっちゃー!です。
平謝りして電話を切りました。
そして、教えて頂いたグラム数のひき肉を買い求め、その晩はそれなりのミートソースができあがりました。
この女性のことを、おそらく私は一生忘れないでしょう。
中学生の私の心に深く刻まれたのは、人とのふれ合いのあたたかさ。
私も、いつかこういうおばさんになりたい。
本当にそう思いました。
色々な…という言葉では到底表現できないあれこれが長きに渡りなされてきて、今や光と闇の攻防が繰り広げられているわけです。
ため息もつきます。
悔し涙も流します。
ですが、世の中、捨てたもんじゃないって、心底思えることもある。
こんどは、自分がそんなふうに思ってもらえる人にならないと。
それが本当の恩返し。
さぁ、そんな思いで今日もまた一歩。
昨春の桜。
なんと愛らしい!
愛でる人の心に春をいざなう…。
みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!
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