昨日、久しぶりにヨーガについての記事(といっても若干それましたが)を掲載しました。
私はさりげなく話を進めていったのですが、昨日の記事にはちょっとした仕掛けがあったのです。
お気づきになりましたか?
では種明かし。
「ヨーガについてのお話をします」と冒頭で宣言しながら、いつのまにか瞑想の目標とは?に話題が移っています。
そしてまた、アーサナに言及されているスートラに戻ってくる。
そんな流れでした。
なんだか、ヨーガと瞑想がごちゃごちゃになってるよ!
そう思いませんでしたか?
今日はこの点についての解説を『魂の光-パタンジャリのラージャ・ヨガ経典』 から引いてみます。
ちなみに、パタンジャリのラージャ・ヨガ経典は次のような構成になっています。
第一の書「合一の問題」について
第二の書「合一へのステップ」について
第三の書「合一の達成とその結果」について
第四の書「イルミネーション(啓明)」について
ということで、第三の書より。
スートラ4(250~251頁)
集中と瞑想と観照が一つの連続的な行為になったとき、サンヤマが達成される。
・・・・・・ラージャ・ヨガ体系の目的は瞑想する能力を獲得することである。これを達成することで、ヨギは対象とそれが覆い隠しているものとの違いを見分けるようになる。・・・・・・
スートラ5(253頁)
サンヤマの結果として、光が輝き出る。
・・・・・・ヨギは、瞑想の着実な実践によって、自らの存在そのものから発する光を意のままに、どの方向にも向けられるようになり、どのような対象でも照らすことができるようになる。・・・・・・
人間にも、また太陽系にも界層があるように、ヨーガにも体系と界層があるわけです。
その界層の最上位に位置するラージャ・ヨーガの目的が、瞑想する能力を獲得することであるというのです。
これで、「なんだか、ヨーガと瞑想がごちゃごちゃになってるよ!」という疑問が解消されましたでしょうか?
魂との関係を築く道のり、果てしないですね!
が、今日も上を見上げて新たな一歩です!
先週末に今年最後の登山をしてきました。
頂上でひと息ついた後、下山途中の景色。
みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!
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