今年1月にスタートした秘教研究者、神尾学先生による『秘教治療』講座。
スタートとほぼ同時にコロナ禍に突入して私はもっぱらオンライン受講となりましたが、長いようで短いようで…の1年間の講座が先日終了致しました。
チャクラの話があり、カルマ、しかも個人・種族・国家・人類・地球のカルマの話があり、病気の最重要原因についての話があり、魂とその進化のメカニズムの話があり。
そして最終回は七種光線についての理論編でした。
これはほんの一部であり、とにかく多岐に渡る内容でしたが、『ホワイトマジック』と『魂の光』を経ての『秘教治療』ということもあり、より一層秘教の奥深さに触れる事ができたような感があります。
また、私自身は身体に対するセラピストではありませんが、グリーフという心の琴線に触れる部分に向き合っていく活動上、非常に学び深いものがありました。
神尾先生とのご縁を頂き(いや、つかみ取り!)、自分自身の立ち位置から秘教に向き合い、自分自身の進化の梯子において秘教を紐解いていくことで、今生の豊かさと穏やかさに得も言えぬ深みがほどこされました。
深謝。
さて。
ということで、今日から(おそらく、ずいぶんと時間をかけて…ということになると思いますが)『秘教治療』の中で、特に心に留まったあれこれを記事にしていきたいと思います。
ではまいります!
突然ですが、改めまして。
私、グリーフサポートの活動を行っております。
悲嘆、哀しみ等に訳されるグリーフという言葉。
「死別に伴う感情」というイメージが強いと思います。
が、Boo de 風では言葉通り、死別に限定することなく「悲嘆や哀しみ」と共に生きていらっしゃる方のサポートを…と考えており、実際に様々なご経験をされた方にお会いしてきました。
一方で、そうはいっても、やはり死別に伴うグリーフを抱えた方のお気持ちに寄り添うということが多いのも事実。
そこで。
今日は肉体を脱ぎ捨てた後の活動について、下巻第六章 「除去の術」冒頭より。
アリス・ベイリー著『秘教治療 下』129頁より。
教えを再開するにあたって、今回は、肉体とエーテル体を捨て、精妙な体-アストラル的つまり感覚的な質料とメンタル質料からなる体-の殻の中にいる内的な霊的人間の活動について考えることになる。一般の人々は情緒的感覚的に強く偏極しているため、現実の死の後、人々はまずアストラル体を撤退し、その後にメンタル体に撤退するという考えが人々の心を捕えてきた。しかし、実際にはそうではない。大部分がアストラル物質で構成されている体がこの考え方の基礎になっている。死後にメンタル質料で構成されている体に気づくほど進歩している人々はまだ少数しか存在しない。マインドを主に使って生きている弟子やイニシエートたちだけが、死後すぐにメンタル界に移行する。ほとんど人々はアストラル界を移行し、アストラル質料の衣をまとって、アストラル界をいう錯覚に基づく領域で除去の期間を送ることになる。
以前にも述べたように、アストラル界は事実に基づいた存在ではなく、人類家族による錯覚に基づいた創造物である。しかし、(悪の勢力の敗北とブラック・ロッジが負ったひどい痛手によって)アストラル界は今後ゆっくりと、死にゆく創造物になるであろう。人類の歴史の最終期間(つまり第七根本人種)においてアストラル界は存在しなくなるであろう。現在はまだそうではない。アストラル界を構成する感覚的な質料はまだイリュージョンの形態へと集められており、解放を求める魂の道において障害になっている。生命に対する人々の主な反応が、欲求、願望に満ちた思考、情緒的な感覚である間は、死亡した多くの人は依然としてアストラル界に「拘束される」。こうした人々がまだ圧倒的多数である。・・・・・多くの人が依然として意識においてアトランティス人であるため、彼らが肉体の意識状態を脱し、二重の肉体を捨てたとき、アストラル体の除去という問題に直面することになるが、魂のメンタル的な牢獄から自らを解放するためにすべきことはほとんどない。彼らは、カーマ体つまり情緒体を除去した後は他にすべきことがない未発達な一般の人々である。メンタル的に集中する力がないため、彼らをメンタル的な統合へと引き寄せるメンタル体はない。高位メンタル・レベルでの魂はまだ「瞑想状態」にあり、三界のその影には全く気づいていない。
以上、かなり長く引用致しましたが、今日の引用は掴みづらい内容だったかもしれません。
また、私たち一般の人々にとっては、なかなか厳しい目線で書かれていると感じるかもしれませんね。
そして何より、お見送りした人たちは、いったいどうなっちゃているのだろうか。
そんな思いもふつふつと湧き上がってくるかも。
愛する大切な人は、どうやって「死」を通り越して逝ったのだろうか。
そして、自分もいずれ、どうやってそこをくぐり抜けていくのだろうか。
そんな視点で、これから数回にわけて『秘教治療』に記載されている「死」についての引用をベースに書いて参ります。
たぶん、いや確実に年越ししそうな予感であります。
先の文中にこんな内容がありました。
アストラル界は事実に基づいた存在ではなく、人類家族による錯覚に基づいた創造物である。
現在、「『ホワイトマジック』をグリーフの視点から読む会」を開催しておりますが、そこではグリーフという想念形態にどう向き合っていくかということが一つのテーマになっています。
この想念形態はアストラル界に存在するものですが、アストラル界は事実に基づいた存在ではないということです。
卵が先か鶏が先か…そんなことになってしまいますが、兎にも角にもこれは、人類家族による錯覚に基づいた創造物なわけです。
えええええッ?
では、私が抱えているこの苦しい思いは何なの?
「『ホワイトマジック』をグリーフの視点から読む会」は、そこを各自が自分自身で紐解いていく場です。
亀さんの歩みでゆっくりゆっくりと進めており、年内で規定3が終了。
下巻の最後にたどり着くのはいつのことやらではありますが、ご興味がおありの方は次回開催する会で是非!お会いしましょう。
余談ですが、亀さんについての記載を『魂の光 パタンジャリのラージャ・ヨガ経典』309頁から。
太古の時代から、亀はゆっくりとした創造過程の象徴であり、霊が歩む長い進化の旅路の象徴であった。
だそうです!
※Boo de 風主催の「『ホワイトマジック』をグリーフの視点から読む会」はグリーフを抱えていらっしゃる方、その支援者を対象としております。
参加費は1時間1,000円で、Boo de 風ではどなたが何時間ご参加されているかについては把握せず、各自の申請によって成り立っています。
また、参加費用は全額寄付致します。(半額は動物保護団体に、残り半額は随時必要と思われる先に。)
どこが現実の世界なのかよくわからないこの写真。
今は亡きBoo de 風のメンバーが海外で撮影してきました。
お魚さん、どの世界で泳いでいますか?
みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!
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